犬をお迎えしたらすぐに始めてほしいしつけ〜生後2ヶ月から1歳まで〜吠え癖・お留守番編

愛犬と暮らす中でとても大切なしつけ。

今回は吠え癖とお留守番編をご紹介していきます。

目次

吠え癖

吠え癖 イメージ画像

吠え癖がついてしまうと、ご近所さんや周りの方とのトラブルにもなり兼ねません。

実はワンちゃんが吠えるには、きちんと理由があります。

理由は大きく分けて2つ

1つ目は警戒吠え

2つ目は要求吠え

それぞれの吠える原因としつけ方法についてご紹介していきます。

〈警戒吠えをするときのシチュエーションと愛犬の気持ちは?〉

・来客時のインターホン
→来客者への興奮、縄張り意識、飼い主さんを守ろうとしている、音に驚いている
・散歩時の人や犬
→縄張り意識、遊びたい
・外の車や工事音
→音に驚いている、怖い

〈要求吠えをするときのシチュエーションと愛犬の気持ちは?〉

・ご飯が欲しい、遊んで欲しい、出して欲しい
→要求をアピールしている

などがあげられます。

吠え癖トレーニングはこれでバッチリ!3つのポイント

①完全に無視する

子犬の時期は「ク〜ン」といったとても可愛い声で鳴きますが、それはのちに「ワンワン」に変わっていきます。

鳴き声が可愛くて反応してしまったり、ゲージから出してしまうと『吠えたら振り向いてくれる』『反応してもらえる』と吠えることがいいことだと思い込んでしまいます。

鳴き止んで落ち着いたらおやつをあげる、ゲージから出すなど、たくさん構ってあげましょう。これで鳴いていたら構ってもらえないけど、鳴かなかったら構ってもらえると学習します。

②社会性を身につける

子犬の時期からなるべく飼い主さん以外の人と交流することが大事になってきます。

散歩でも他のワンちゃんとふれあいをさせるのがベストですが、必ず『社会勉強中です』などと一言かけて接してあげるようにしましょう。

お散歩が嫌いになる子は小さい時から散歩をあまりしなかったり、社会化不足が原因の1つになります。

③音慣れさせる

ワンちゃんは、初めて聞く音や慣れない音に恐怖心を抱きます。それが警戒吠えへ繋がってしまう大きな原因の1つです。

毎日10〜30分程度いろんな音を聞かせてあげましょう。

音慣れさせた方がいい音は、インターホン、動物の鳴き声、工事の音、車の音、子どもの声などです。

これらはYouTubeなどでも犬のしつけ用としてあげられていたりするので、気軽に聞かせることができます。

次に、お散歩デビュー前には何度か実際に愛犬を抱っこしてお外をお散歩してみましょう。抱っこ散歩は数分程度で大丈夫です。

お留守番

可愛い愛犬とずっと一緒にいたいけれど、お仕事やお買い物などでお留守番をさせなければならない場面は必ず出てきますよね。

でも子犬をお迎えして家で1人にさせるのは心配、とほとんどの方が不安になると思います。

さらにお留守番が苦手なままお留守番をさせてしまうと『分離不安』になる可能性もあります。

分離不安とは、大好きな飼い主さんと離れることが不安で精神的苦痛を感じてしまい、以下のような問題行動を引き起こしてしまうことです。

・飼い主さんが少しでも見えなくなると大きな声で吠え続ける

・下痢や嘔吐

・トイレ以外のところで排泄する

・物を破壊しまくる

・自分の足を噛むなどの自傷行為をする  など

ストレスを感じさせないで安心してお留守番をさせるトレーニング方法とは?

これで愛犬もお留守番上手!3つのポイント

①安心できる環境作り

お留守番に1番大切なのが環境作りです。

・サークルの中でお留守番

・退屈しないようにおもちゃを置いてあげる

・快適な室温湿度で

お留守番時中にいろんなところを行き来できるようにしてしまうと、イタズラや誤飲などの事故につながってしまいます。

そのため、お留守番は必ずサークルの中で過ごすようにしましょう。

ハウス編でお話したように、サークル内が安心できるスペースと認識すればサークルの中でお留守番することを不快と感じません。

また、犬が快適に過ごせる室温は23度前後、湿度は50%前後。

子犬の場合は体温調節が苦手で免疫力が低いため、室温25度前後、湿度は50%前後が望ましいです。

夏は冷房、ペット用冷んやりマット、タオルで巻いた凍らせたペットボトル

冬は暖房、ペット用ヒーター、湯たんぽ

などを利用して快適に過ごせる環境を作ってあげましょう。

★体が大きくなり、ゲージ内で遊ぶスペースがなくなってしまった場合は、サークルの周りに柵やフェンスなどを囲ってスペースを広げてあげると良いです。

②お出かけ前後

お出かけの少し前に遊んであげて疲れさせるとぐっすり眠ってくれます。

しかし、家を出る直前に遊ぶと、興奮している状態で突然飼い主さんがいなくなるのでさらに寂しさが倍増してしまいます。

遊んだ後は興奮を落ち着かせて、少し時間を置いてからサークルへ入れてあげましょう。

そして、お出かけ前のルーティーンを作らないことです。

お出かけの前に「行ってくるね」などの声をかけ、鞄を持ってすぐに家を出る、など決まった行動をしてしまうと「行ってくるね」と言ったらこの後1人になると不安を感じてしまう子もいます。お出かけ前はなるべく平然を装って出かけるようにしましょう。

帰宅後も飼い主さんの帰宅に大興奮しますが、すぐに構うのではなく落ち着いてから遊んであげましょう。

③お留守番グッズを利用する

愛犬のお留守番の様子が心配になる方も多いと思います。そんな方におすすめなのがペットカメラです。

どこにいても携帯で愛犬の様子を見ることができ、声をかけたり、ご飯をあげることもできる高機能付きカメラもあります。

お留守番中の愛犬の様子が見られるだけでもとても安心しますよね^ ^

実は、お留守番をするメリットもあるのです。

それは、愛犬の睡眠時間が十分に取れることです。

犬の睡眠時間は成犬で12〜15時間、子犬は17〜20時間

と、1日の半分以上が睡眠時間なのです。

人間のように深く眠るのではなく、浅く長く眠ります。

常に飼い主さんが愛犬の近くにいてしまうと、少しの物音や匂いなどですぐに目覚めてしまい、十分な睡眠を取れない可能性があります。

人間でも「寝る子は育つ」と言われているように、特に子犬の時期は睡眠が大事です。

十分に睡眠が取れないと、免疫力が下がり体調不良の原因となります。

そのため、ぐっすり眠れる時間は飼い主さんがいないお留守番の時間となります。

しつけはワンちゃんを飼育する際、飼い主さんの義務といえるでしょう。

今回ご紹介した方法がすべてではありませんし、ワンちゃんの性格によって適切なしつけがあります。

愛犬にあった方法を見つけ、焦らずしつけをしていきましょう。

愛犬と楽しく安全に一生涯を過ごす手助けになれば嬉しいです^ ^

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この記事を書いた人

「一歩づつでも成長を感じたい。」
「自分の人生を少しでも豊かにしたい」
そんなことを考えて日々あがいています。

同じような気持ちでいる人へジャンルは問わず、自分が経験して少しでも為になる事を発信していきます。

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